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エンツォフェラーリ(''Enzo Ferrari'' )はイタリアの自動車メーカーフェラーリが創業55周年を記念して製造、販売したスーパーカーである。 == 解説 == フェラーリ創業から55年目となる2002年に、創始者エンツォ・フェラーリの名を冠して発表された。 フェラーリにとってはF40、F50に続く21世紀最初の記念碑的な限定生産車種(スペチアーレ)であり、大出力のエンジンをミッドシップマウントする伝統を受け継いでいる。 車名は「F60」と予想されたが、2002年4月27日にプロトタイプ「FX」の原寸大モックアップが東京都現代美術館で初披露され〔"公式デビューに6カ月も先駆け……フェラーリ『FX/F60』プロトタイプを世界初公開 ". レスポンス.(2002年4月24日)2013年4月17日閲覧。〕、6月25日に「エンツォフェラーリ」という名を公表〔"スーパーフェラーリの名称、ついに決定! その名もエンツォ・フェラーリ ". All About.(2002年6月27日)2013年4月17日閲覧。〕。9月28日のパリモーターショーで正式公開された。 349台+追加生産50台の合計399台が生産され、そのうち日本国内正規輸入台数は33台である。新車価格は邦貨換算7,850万円ともいわれているが、その希少性のために中古車市場で1億円以上の価格をつけることもあった。 なお、2005年6月10日、マラネッロにあるフェラーリ本社のロジスティックセンターで開催されたサザビーズのオークションに突如「400台目」のエンツォが出品された。これはチャリティー目的のためにローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が注文した個体で、前側のトランクリッドパネルの裏に同教皇からのメッセージが書かれている。そして、落札金95万ユーロ(日本円で約1億5,000万円)は教皇ベネディクト16世に寄付された。使い道については2004年の「インド洋大津波」の義捐金に用いられたという説が有力である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フェラーリ・エンツォフェラーリ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Enzo Ferrari (automobile) 」があります。 スポンサード リンク
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